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この文書は、Framerを学ぶ日本のユーザーが日本語の資料の不足で経験する困難を解決するために、公式ブログの内容を日本語に翻訳し、実務に役立つ情報を追加しました。Framerを使用する皆様に少しでも役立てれば幸いです。
デザインライブラリの設定
プロジェクトを始める際には、デザインシステムをあらかじめ整理しておくと、今後の拡張性に大いに役立ちます。
テキストスタイル:H1、H2、本文、キャプションなどのテキストスタイルを定義してください。これにレスポンシブブレイクポイントを追加すると、デバイスごとに自動でサイズが調整されます。
カラー スタイル: 背景、テキスト、ボタンなどインターフェイス要素ごとに色を統一すると、サイト全体がすっきりします。ライト・ダークモードに備えて、それぞれのコントラスト値を設定しておくと良いでしょう。
コンポーネント:ボタン、ナビゲーションメニュー、カードUIのように再利用される要素は、コンポーネントとして作成してください。バリアントとバリアブル機能を活用すれば、同一のコンポーネントを状況に応じて変更して使用することができます。

柔軟なデザインの作成
ウェブサイトは一度作成して終わるのではなく、継続的に修正され拡張されます。そのため、初めに構造を柔軟に設定しておくと、このような変化に容易に対応できます。
モジュール式レイアウト:ページをヒーローバナー、機能紹介、顧客の声などのセクション単位で設計すると、後で順序を変えたり新しいブロックを追加したりする際に便利です。
スタックの活用:コンテンツが増えたり減ったりするときに自動で整列を調整してくれるスタック機能を使ってみてください。いちいちピクセルを修正する必要がないので便利です。
基本ブレイクポイントの優先:最も重要な解像度(例:デスクトップ)を基準にデザインした後、小さい画面に合わせて細部セクションを追加する方法が効率的です。
Note: すでにFigmaで作業したデザインやHTMLファイルがある場合、Figma to FramerやHTML to Framerプラグインを活用すると、時間を大幅に節約できます。
CMSでコンテンツを管理
サイトが大きくなるほど、ブログ記事、製品情報、ニュースなどの定期的な更新コンテンツを効率的に管理する必要があります。こうした場合、CMSが必須です。
コンテンツコレクション:ブログの投稿、製品リスト、FAQ、ニュース記事など定期的に更新されるコンテンツをそれぞれのCMSコレクションとして作成すると、便利に管理できます。
コンポーネントとレイアウト:CMSコレクションを単なるテキストの羅列ではなく、希望するデザイン要素と組み合わせて柔軟に調整できます。

テストおよびパフォーマンスの優先順位付け
完成したデザインをすぐに公開するのではなく、まず安全にテストする段階を経ることが望ましいです。最適化に関するさらなるヒントは、サイトの最適化ガイドをご覧ください。
ステージング環境テスト:実際のサイトにアップする前にステージング環境でテストし、承認プロセスを経ると、問題が発生する可能性が減ります。
最適化のヒント:不要なアニメーションを最小限にし、直接動画ファイルをアップするのではなく、
YouTubeやVimeoを埋め込むほうが、読み込み速度に有利です。また、カスタム コードに不要なスクリプトを入れることはおすすめしません。
この記事は、Framer公式ブログの『Setting up your Framer site for scale』を翻訳・アレンジしたコンテンツです。






