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デザイン

2025/08/25

ユーザー体験を変える12のホバー効果

このブログでは、12種類のホバー効果を紹介し、各効果の実装方法とデザイントップを提供します。Framerを活用して効果的なユーザーエンゲージメントを促し、ウェブサイトの魅力を最大限に引き出しましょう。

Framerを活用した12種類のホバー効果でユーザー体験を向上するブログサムネイル、多様なホバー効果が適用されたデザイン要素が集まっています。
Framerを活用した12種類のホバー効果でユーザー体験を向上するブログサムネイル、多様なホバー効果が適用されたデザイン要素が集まっています。
Framerを活用した12種類のホバー効果でユーザー体験を向上するブログサムネイル、多様なホバー効果が適用されたデザイン要素が集まっています。

目次

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このドキュメントは、Framerを学ぶ国内ユーザーが、日本語資料の不足で直面する困難を解決するために、公式ブログの内容を翻訳し、実務で役立つ情報を追加しました。Framerを利用する皆様に少しでも役立てば幸いです。

ウェブサイトでホバー効果の魅力を再発見できるように、国内外の著名なデザイナーが提案したインスピレーションあふれる事例を集めました。ポートフォリオを際立たせたいときや、ブランドの洗練されたウェブサイトを制作したいとき、ホバー効果はどんな状況でも便利に活用できます。この記事では、Framerを活用して各効果を段階的に実装する方法も紹介しています。訪問者に特別な体験を提供し、再訪したくなるように工夫してみてください。

ホバー効果は機能性と視覚的楽しさのバランスが重要です。単なる装飾にとどまることもありますが、ナビゲーションを助けたり、ブランドイメージを強化し、ユーザーの参加を促す重要な要素にもなります。適切に活用すると、ホバー効果は迷った末に離れる訪問者と選択につながる顧客を分ける重要な違いになるかもしれません。

この記事では、Framerで直接実装できる12種類のホバー効果の事例と方法を紹介します。

カラー切り替え

例_Remix.supply

Remix.supplyはCTAボタンにカラー切り替え効果を採用し、ユーザーがインタラクション可能な要素を直感的に認識し、変化まで導くようにしています。ボタンにどの色を使用するか自体は大きく重要ではありません。ただし、強い色の対比を与えることが鍵であるため、黒い背景に灰色のボタンのように目立たない組み合わせは避けた方が良いです。

Framer実装のヒント: コンポーネントを選んだ後、ホバーパネルでフィルカラーを設定してみてください。不透明度やボーダー値も簡単に調整できます。

2. 画像拡大

例_Martinie Design

Chris Martinieのポートフォリオは画像に微妙なサイズ調整を適用し、ユーザーがギャラリーを探索するときに新しい体験を提供します。このポートフォリオを探索する際には、画像がほとんどであるため、各ポートフォリオ画像がクリック可能であることを明確に伝える必要があります。

サイトに画像サイズ調整効果を追加する場合は、高品質の画像を使用することをお勧めします。解像度が低い画像は、サイズ調整後にぼやけて見えるかもしれません。このようにサイズ調整効果を使用する際は、ユーザー体験を妨げず洗練されたインタラクションを体験できるようにしてみてください。

Framer実装のヒント: ホバー効果パネルでスケール値を調整できます。画像を選択してサイズ調整をクリックし、値を微調整して適切なバランスをとってみてください。スムーズなアニメーションのためにイージング機能を活用するとアニメーションが滑らかに維持され、ブランドイメージとの調和が取れるようになります。

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3. テキスト変形

例_Trifecta

ニューヨークを拠点とする成長スタジオ、Trifectaはホバー効果を使用してテキストをインタラクティブにし、一般的なヘッドラインや段落を魅力的なタイポグラフィに変えます。さまざまな領域にマウスを置くとテキスト要素がイタリック体に変わります。この変化は迅速ですが滑らかで、主要情報に興味と可読性の両方を追加できます。

テキストホバー効果を追加する際は、効果の速度を200ms未満にして軽快な感じを保ち、このようなインタラクションは注意を引きたい重要なメッセージにのみ適用してください。動きが多すぎるとサイトが複雑に見えて、最も重要なメッセージに集中しにくくなる可能性があります。

Framer実装のヒント: Framerでテキスト要素を選択した後、ホバー効果パネルを開いて傾き効果を追加し、テキストを素早く変形できます。その後、タイポグラフィスタイルに合わせて変形値を微調整して最適な角度を見つけてみてください。

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4. コンテンツの表示

例_Claudio Guglieri

サンフランシスコのUXデザイナーClaudio Guglieriはホバー効果を使って連絡先を魅力的な要素にし、ページが連絡先情報でいっぱいになるのを防ぎます。「Let’s collaborate」というフレーズにマウスを置くと、メールアドレスが自然に現れ、その近くにある矢印の色も変わります。

ユーザーフレンドリーな方法でコンテンツを表示するインタラクションは、隠されたコンテンツのサイズが表示されるコンテンツのサイズと同様であり、レイアウトが不自然に変わらないようにすることです。また矢印や下線のような小さな視覚的なヒントを追加すると、ユーザーが隠されたコンテンツを直感的に見つけやすくなります。

Framer実装のヒント: Framerは2つのmotion.div要素をコンテナに入れて、類似のコンテンツを表示するような効果を作成できます。一つのコンテンツを表示し他の一つは隠した後、MotionのwhileHover属性を使ってマウスオーバー時の表示の有無と位置を切り替えてみましょう。

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5. シャドウ効果

例_FEASTIE Festival

トロントで開催されるフェスティバル、FEASTIEはボタンにホバー効果を使用して奥行きを追加しています。3Dシャドウ効果は平面的な要素を魅力的に変え、FEASTIEの1970年代風ブランディングにも良く合います。

デザインにシャドウ効果を追加する場合は視覚的な一貫性を保つために、サイトの全ての要素に同じ光の方向を適用する方が良いです。ページで上に持ち上がっているように見える要素には、遠近感のために大きなシャドウを使用するのが良いでしょう。

Framer実装のヒント: コンポーネントのEffect設定で「Hover」を選んでシャドウおよびオフセット設定を変更し、ホバー時に現れるシャドウと似た効果を作り出せます。より高度なシャドウ効果を求めるならFramerのリアルなシャドウガイドを参考にしてみてください。

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6. カスタムカーソル

例_Kind Heart Design

デザインスタジオKind Heartはカーソルをカスタムにする変形効果を使用しています。Kind Heartのプロジェクトの上にマウスを置くと、カーソルが「View Work」ボタンに変形します。

カーソルをデザインするときには、ユーザーのナビゲーションの流れを妨げないように軽量でカーソルの標準サイズに比例してデザインしてください。また、カーソルが全ての背景と十分な対比を持ち簡単に目立つようにすることが望ましいです。

Framer実装のヒント: カスタムカーソルツールを使用してマウスオーバー時に作動するカーソル効果を作成できます。マウスを置いたレイヤーに応じて反応する変形を設定すれば、そのカーソルがユーザーを必要な情報に誘導します。

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7. ボーダーアニメーション

例_Slides Agency

PPTデザインエージェンシーのSlidesはギャラリーをホバーした際に角が滑らかに曲線に変わる効果を適用して、ユーザーに画像がクリック可能であることを明確に示します。

ボーダー半径を変形するアニメーションを実装する際には、変化を微妙に適用してみると良いです。例えば、0pxから8〜12pxに変えるだけでユーザーの注意を引くのに十分です。ボーダーアニメーションと共にサイズ調整やシャドウの変形を小さく適用して奥行きを加えることもお勧めの方法です。

Framer実装のヒント: Motionのレイアウトアニメーションを使ってデザインのボーダーを自動的に変形でき、これにより異なるCSS値間で滑らかなアニメーションを適用できます。

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8. スピードコントロール

例_Packaly

Packalyはホームページでクライアントのロゴをスクロールさせたリストでホバーをした際に速度を遅らせ、ユーザーがブランドロゴを簡単に認識できるようにしています。

無限スクロールのアニメーションをデザインする際には読み取れる程度に遅くしつつ、動いていることを示せるだけの速度感を持たせるように基本スクロール速度を調整するのが良いです。アニメーションが遅くなる間に活性化されている状態を際立たせるために、マウスオーバーされた項目に細かな不透明度やサイズ調整効果を追加することをお勧めします。

Framer実装のヒント: ティッカーコンポーネントを使用してこの効果を作成してみてください。Framerの設定を使用してマウスオーバー時にアニメーション速度がどれほど遅くなるかを正確に調整し、最適な速度を見つけることができます。

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9. ホバープレビュー

例_Work By Tomorrow

ブランディング&デザインスタジオWork By Tomorrowは、ポートフォリオの探索をより便利にするためのホバープレビューを表示します。プロジェクトのタイトルの上にマウスを移動させると、関連画像がスクロールされ「View Project」メッセージと共にポップアップされて、そのプロジェクトページが利用可能であることを知らせます。

ホバープレビューを使用する際は以下の事項に注意して使用してみてください。

  1. プレビュー画像が遅すぎてロードされると、ユーザーが途中で離脱する可能性があります。

  2. プレビューが即座に表示されると、ユーザーがカーソルをページで動かした際にすべての場所でプレビューが出たり消えたりして混乱する可能性があります。プレビュー画像を迅速にロードしつつ、表示される前に短い遅延時間を追加することでこれらの問題を防ぐことができます。

  3. 微細なフェードインアニメーションを使用して、トランジション効果を洗練されたものにすると良いでしょう。

Framer実装のヒント: Image on Hoverコンポーネントを使用して、この効果を簡単に作り上げられます。該当コンポーネントを全ての要素の上に重ねた後、マウスを置くと画像が表示されます。

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10. マイクロアニメーション

例_Thibaut Crépelle

3D&モーションデザイナーThibaut Crépelleのポートフォリオは、キーボードスタイルのメニューにホバーした際、キーが押されるようなアニメーションを適用しました。このようなインタラクションはその要素に対して強い印象を与え、そのデザイナーのモーションデザイン専門性もよく表現できる可能性があります。

ホバー効果を通したマイクロアニメーションをデザインする際は、オブジェクトの動きは精緻かつ迅速に設定して、即座に反応して動く感じを保つようにするのが良いです。このことに気を遣うと、わずか数ピクセルの動きでもクオリティの高いホバー効果を生み出せ、インターフェースもすっきりと保たれるでしょう。

Framer実装のヒント: Splineでデザインした次に Framerウェブサイトに直接埋め込んで、上記のようなユーザー参加型3D要素を作成できます。

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11. 3D Hover効果

例_Alejandro Mejias

Alejandro Mejiasのホームページは、カーソルの動きに反応する3D「A」オブジェクトを配置してインタラクションを強化しました。

Framer実装のヒント: 3D hover overrideを適用して要素がカーソルを追随するように設定しましょう。

Alejandro Mejiasのホームページでは、カーソルの動きに反応する3D「A」を見ることができます。マウスを置くとどの角度からでも見え、クリックすると回転速度が増します。

3D要素を追跡するカーソルをデザインする際は、回転範囲を適度に維持し、動きが滑らかに感じられるように細かなイージング効果を適用してみてください。その要素がインタラクティブであることをより強く示したい場合は、周囲に滑らかなアニメーションを追加するのも良い手段です。

Framer実装のヒント: すべての要素に3Dホバーオーバーライドを追加すると、要素がカーソルを追従するホバー効果をデザインできます。

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12. ビデオHover効果

例_Deeo Studio

デザインスタジオDeeoは動画が満載のホームページで従来のメディアプレイヤーを使う代わりに、各動画にホバーした際にカーソルが動画の再生/停止ボタンに変わるように設定しました。

ホバーに反応するビデオ効果をデザインする際は、ビデオがウェブ再生に最適化され、途切れが発生しないように事前に設定されているか確認しておくべきです。再生/停止アイコンのような視覚的表示を追加して、ユーザーが追加の指示なしに何をすべきか一目で理解できるようにすることが必要です。

Framer実装のヒント: ボタンの背景にビデオを追加して映画のようなビデオボタンを作り、ビデオホバー効果を一層質の高いものに仕上げてみましょう。

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Hover効果のベストプラクティス

Hover効果を正しく活用するためには、次の4つの原則を知っておくことをお勧めします。

  1. 意図的なデザイン: 単に装飾のために用いるのではなく、ユーザーの行動をサポートする効果として設計すること

  2. ブランド反映: 効果の速度、タイミング、動きの構図はブランドのトーンと一貫性を持つこと

  3. 滑らかなパフォーマンス: アニメーションは速く軽く実装し、多様なデバイスで途切れのない体験を提供すること

  4. アクセシビリティの保証: Hoverはモバイルでは動作しないため代替トリガーを必ず提供し、motion-reduce設定を検出してユーザー環境に合わせてアニメーションを調整すること

Hover効果でサイトに活気を

Hover効果は静的なウェブサイトを次々と変貌させるツールです。鍵は すべての要素に適用するのではなく、ユーザー体験を向上させる目的にある場所に適切に効果を配置することです。

Framerはカラー切り替えから3Dインタラクション、ビデオHoverまで、今日紹介した多様な効果を簡単に実装できる環境です。上記の事例を参考にして、Framerと共にあなたのブランドに適した効果を組み合わせてみることをお勧めします。


この文章はFramer公式ブログの『12 hover effects that transform user experience』を翻訳・アレンジしたコンテンツです。

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