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この文書は、Framerを学ぶ国内ユーザーが日本語資料の不足で直面する困難を解決するため、公式ブログの内容を日本語に翻訳し、実務に役立つ情報を追加しました。Framerを使用する皆様のお役に立てれば幸いです。
リダイレクトとは何か?
リダイレクトは、特定のURLにアクセスした際、自動的に別のURLにルーティングする機能です。これは主に以下のような状況で使用されます。
サイトの構造(URL)を新たに整理する際
既存のページを新しいデザインやレイアウトに置き換える際
ユーザーがアドレスを誤って入力しても正しいページへ案内したい場合
特に検索エンジン最適化(SEO)の観点から重要な理由は、既に検索結果に表示されていたURLが突然消えるとランクが下がる可能性があるからです。リダイレクトを設定すると、検索エンジンが新しいURLを自動的に呼び出し、ページのURLが表示されている間にその検索エンジンランクを維持するのに便利です。
リダイレクトの作成方法
FramerではRedirectsメニューを通じてリダイレクトを管理できます。
Site Settings→Redirectsに移動元のURLと新しいURLを入力
複数のリダイレクトがある場合、ドラッグ&ドロップで順序を調整し優先順位を設定
必要に応じて
…メニューから編集や削除サイトを
PublishまたはUpdateすると適用されます

ノート: キャンバスやCMSでパスを変更した場合、リダイレクト設定は自動で更新されないため、ご自身で修正する必要があります。詳しくは該当サイト内のリダイレクトビデオを参照してください。
フォルダ全体をリダイレクトする
場合によっては、ブログのように複数の記事があるフォルダ全体を一度にリダイレクトする必要があるかもしれません。Framerはこれに対応する以下の方式をサポートしています。
ワイルドカード(*)の活用
すべてのパスのセグメントとフォルダを一致させるために*を使用します。
例)
/blog/*は/blog/hello-worldや/blog/2022/07/18/hello-worldとすべて一致します。/blog/*/post/*は/blog/2022/post/hello-worldや/blog/2022/learning-framer/posts/07/18/hello-worldのようなネストされたパスにも一致できます。
キャプチャグループ(:1, :2 など)
以前のURLで一致したグループを新しいURLで参照するには:1、:2などを使用します。
例)
以前のURL:
/blog/*/post/*新しいURL:
/article/:1/entry/:2結果として
/blog/my-blog/post/getting-startedを/article/my-blog/entry/getting-startedにリダイレクトできます。
スラッグマッチング(:slug)
:slugを使用するとスラッシュ間の特定の区間を一致させることができます。
例)
古いアドレス:
/blog/:year/:month/:day新しいアドレス:
/article/:year-:month-:day結果として
/blog/2022/07/18を/article/2022-07-18にリダイレクトできます。
リダイレクトの制限
Framerでは現在のところ、同じドメイン内のサブパスのみリダイレクト可能です。
www.abc.com → www.xyz.comのようにドメイン全体をリダイレクトする場合は、以前のドメインのホスティングプロバイダーでドメイン単位のリダイレクト設定を行う必要があります。その後Framerに新しいドメインを接続し、必要に応じて詳細パスのリダイレクトを処理します。
まとめ
リダイレクトは単にアドレスを変更する作業にとどまらず、サイトのSEOやユーザー体験に大きな影響を与える重要な設定です。この手順を完了した後も問題が解決しない場合、お問い合わせページを通じてご連絡いただければサポートいたします。
本記事はFramer公式ブログの「How to setup redirects to maintain SEO ranking」を翻訳・脚色したコンテンツです。






