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2025/12/24
よく知られたファイルとllms.txtを活用する
FramerではWell-knownファイルを通じてさまざまなサードパーティサービスと統合でき、これによりウェブサイトのセキュリティおよびアプリの接続機能を有効にすることができます。

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FramerとWell-knownファイル
Framerは、皆さんのサイトやカスタムドメインにWell-knownファイルを直接ホスティングして、様々なサードパーティサービスとの連携をサポートしています。Well-knownファイルを使用すると、Appleアプリサイト連携、Apple Pay、Androidリンク確認、llms.txtといった機能を有効化できます。また、ウェブサイトのセキュリティ脆弱性報告用の連絡先を提供するsecurity.txtファイルを掲示する際にも活用できます。

この機能はPro、Scale、Enterpriseプランで利用可能です。プロジェクトごとに最大30個のWell-knownファイルを/.well-known/パスに保存でき、llms.txtやrobots.txtの場合はルート(/)パスに保存可能です。TXTとJSON形式がサポートされ、注意してください。このパス内でサブフォルダの作成は許可されていません。
ファイル名指定ルール
ファイルをアップロードする際には、サードパーティサービスの要求する命名規則を必ず遵守してください。拡張子を省くなど名前を誤って指定すると、.json機能が動作しない場合があります。以下の例を通じて、ファイル名を指定する際は命名規則を遵守してください。
Appleアプリサイト連携: ファイル名は
apple-app-site-associationである必要があり、拡張子は不要です。Androidアセットリンク: ファイル名は
assetlinks.jsonである必要があります。llms.txt: ファイル名はllms.txtで、
example.com/llms.txtにアクセス可能である必要があります。robots.txt: ファイル名はrobots.txtで、
example.com/robots.txtにアクセス可能である必要があります。
注意: ファイル名に空白や特殊文字が含まれている場合、システムは自動的にこれを削除し、security.txtなど適切な名前に修正します。
Well-knownファイルのアップロード方法

プロジェクト設定を開いてください。
Well-Known Filesセクションを見つけてください。
準備したTXTまたはJSONファイルをアップロードしてください。
サイトを公開してください。
注意: サイトでステージング機能が有効になっている場合、最新バージョンをデプロイしてください。公開が完了したら、指定されたパスで即座に確認できます。
主な活用事例
さらに多くの例はウィキペディアやwell-known.devで探すことができます。
ファイルパス | 説明 |
|---|---|
| AIエージェントとLLMがウェブサイトを理解するために役立ちます。OpenAI検索やAnthropicのClaude、Perplexityなどがより良い検索結果を提供するために活用します。 |
| 検索エンジンボットやウェブクローラーにアクセス可能なページとディレクトリを案内します。 |
| 名前、認証方式、APIエンドポイント、ロゴなどAIプラグイン連携のためのメタデータを定義します。ChatGPTなどのプラットフォームで使用されます。 |
| Appleがアプリと関連するドメインを確認し、iOSアプリのユニバーサルリンクと共有ウェブ認証を有効にします。 |
| Apple Payウェブトランザクションのためにドメインを認証し、安全な決済を支援します。 |
| Androidのデジタル資産リンクに使用され、アプリリンク設定およびドメイン確認を可能にします。 |
| BlueskyなどAT Protocolサービスの分散型識別子(DID)を宣言し、安全な身元確認をサポートします。 |
| Discord連携やボット認証のためのカスタム設定エンドポイントとして使われます。 |
| Google Search ConsoleやWorkspaceなどGoogleサービス利用のためにドメイン所有権を確認します。 |
| セキュリティ研究者に連絡先および脆弱性公開情報を提供します。 |
よくある質問(FAQ)
Q. FreeプランやBasicプランでもこの機能を使えますか?
いいえ、機能を利用するにはプロジェクトをProプラン以上にアップグレードする必要があります。下位プランを利用している場合、該当セクションが設定メニューに表示されないか、活性化されない可能性があります。
Q. アップロードしたTXT、JSONファイルの内容をFramer内で直接修正できますか?
いいえ。Framerはファイルのホスティング機能を提供するもので、内蔵コードエディターを提供するわけではないため、ダッシュボード内での直接修正はできません。ファイルの内容を修正するには、コンピューターで元のファイルを修正し、既存のアップロードファイルを削除して新しいファイルを再アップロードする必要があります。
Q. プロジェクトあたり最大30個の制限を超えるとファイルのアップロードは不可能ですか?
はい、追加ファイルのアップロードは不可能です。最大制限を超えた場合、既存のアップロードファイルを削除しなければ新しいファイルをアップロードできません。
本記事はFramer公式ブログの『Well-known files & llms.txt』を翻訳・編集したコンテンツです。



